仙台の賃貸・不動産相談|「まず話を聞く」を受け継ぐ 株式会社ハートフルハウス

仙台の賃貸・不動産相談|「まず話を聞く」を受け継ぐ 株式会社ハートフルハウス

今回お話を伺ったのは、仙台市青葉区木町通で賃貸仲介と賃貸管理を中心に手がける株式会社ハートフルハウスの代表、佐々木 裕夏さんです。「不動産会社に相談したいけれど、店に入るのは少し緊張する」「自分の事情をどこまで話せばよいのだろう」。そんな不安を抱える方にも、まずは話を聞ける場所でありたいと佐々木さんは語ります。1991年の創業から受け継がれてきた「まごころのお部屋探し」と、予期しない事業承継を経て会社に向き合う佐々木さんの現在を伺いました。

仙台・木町通で続ける「まごころのお部屋探し」

ハートフルハウスは、どのような不動産会社ですか。

賃貸物件の管理と仲介を主軸にしています。お部屋を探している方には、当社の管理物件だけに限らず、ほかの会社が扱う物件も含めてご紹介しています。不動産をお持ちのオーナー様からは賃貸管理のご相談を受け、これまでのお付き合いや条件に応じて、リフォームや不動産売買のお手伝いをすることもあります。

株式会社ハートフルハウスは、仙台市地下鉄南北線・北四番丁駅から歩いて2分ほどの木町通にあります。先代の故・佐々木 雅宣さんが1991年に開業して以来、同じ地域で30年以上にわたり不動産の相談を受けてきました。入居希望者の部屋探しと、物件を所有するオーナーの管理業務。その両方に携わってきたことが、同社の仕事の土台になっています。

先代から受け継いだものは何ですか。

父が大切にしていたのは、「まごころのお部屋探し」です。契約を急がせるのではなく、お客様に必要な情報をお伝えし、納得したうえで選んでいただく。困っている方がいれば、まず話を聞き、当社でできることを考える。その姿勢は、これからも変えたくありません。

会社が掲げる約束にも、無理な営業をしないこと、物件の良い点と気になる点を正直に説明することが記されています。先代の言葉は、理念として飾られているだけではありません。いまの接客で迷ったときに立ち返る、具体的な判断基準として受け継がれています。

予期しない事業承継を支えたスタッフ

会社を継ぐことになった当時を振り返って、どのように感じますか。

父が亡くなった当時、私は大学に通っていました。いつか会社に関わる可能性はあると思っていましたが、それがもっと先ではなく、急に現実になったんです。不動産の仕事も経営も分からない状態でしたが、自分が継ぐと決めました。最初は、自分がどこに立っているのかさえ分からないような感覚でした。

突然の変化のなかで佐々木さんが選んだのは、分からないことを抱えたまま一人で答えを出すのではなく、周囲に教わりながら会社をつないでいく道でした。完成された代表像を急いで見せるよりも、現場を知る人の声を聞き、自分にできる仕事を一つずつ増やしていく。その積み重ねが、現在の佐々木さんを支えています。

何も分からないところから、どのように仕事を覚えていったのでしょうか。

社内には長く働いているスタッフがいて、私が分からないことを一つひとつ教え、手伝ってくれました。経験を積んだ人たちが、何も分からない私を前提に支えてくれたことには、本当に救われました。今も判断に迷うことや、これまでにない相談があれば、管理職の方と話しながら進めています。

地域の会社を受け継ぐのは、看板や役職だけを引き継ぐことではありません。お客様やオーナーとの関係、日々の管理方法、スタッフが積み上げてきた経験も含めて受け止める必要があります。佐々木さんの話から見えてくるのは、一人で急いで代表らしく見せるのではなく、周囲に教わりながら会社の歩みをつなごうとする姿勢です。

事情だけで、住まい探しの入口を閉じない

住まい探しに不安を抱える方と接するとき、どのようなことを大切にしていますか。

生活の状況や健康上の事情、家族構成、国籍などによって、「自分は部屋を借りられるのだろうか」と心配している方がいます。当社では、事情があるというだけで最初から一律に決めつけるのではなく、まずお話を伺います。そのうえで、希望や条件に合う物件があるか、当社でできる対応があるかを考えます。

ここで大切なのは、「相談できること」と「必ず契約できること」は同じではないという点です。賃貸契約には審査があり、物件ごとの条件やオーナーの判断もあります。ハートフルハウスが目指しているのは、結果を保証することではなく、事情を聞く前から相談の入口を閉じないことです。

手間がかかる相談でも向き合うのは、なぜですか。

父は、困っている方を見ると力になりたい人でした。事情のある方への対応では、確認することや関係者との調整が増える場合もあります。それでも、まず話を聞いて、できることを探す。その考えは父から受け継いだものですし、ハートフルハウスらしさの一つだと思っています。

住まい探しの入り口で断られた経験があると、次の不動産会社へ相談すること自体が重く感じられるかもしれません。だからこそ、条件に合う部屋が見つかるかどうかだけでなく、状況を整理して話せる場所が地域にあることにも意味があります。

現場で磨く、強引に勧めない接客

現在、代表としてどのような仕事を担当していますか。

日常の仕事では、主にお部屋を探しているお客様を担当しています。来店した方のお話を伺い、物件をご案内し、契約が決まれば書類や契約書を作成します。代表として必要な仕事にも取り組んでいますが、すべてを分かったつもりにはならず、実務を通して学んでいる途中です。

佐々木さんは、経営だけを遠くから見るのではなく、お客様と向き合う仕事を続けています。希望条件を聞き、物件を一緒に見て、契約に必要な書類を整える。その一連の流れを経験しているからこそ、「相談する側がどこで不安になるのか」も日々の接客から捉えられます。

人と話すことは、以前から得意だったのでしょうか。

もともとは、知らない人と話すことが苦手でした。学生時代に飲食店で働き、高校ではキッチン、大学ではホールを経験しました。人と話す機会が増えるなかで、少しずつコミュニケーションに慣れていったんです。そこで身についたことは、いまのお客様対応にもつながっていると思います。

最初から話し上手だったわけではないという経験は、不動産店で緊張する人の感覚を想像する手がかりにもなっています。専門用語を一方的に並べるのではなく、良い点も気になる点も伝え、最後はお客様が納得して決める。先代から続く方針を、佐々木さんは現場で自分の接客へ落とし込んでいます。

店に入る不安を、小さくする工夫

店舗づくりで意識していることを教えてください。

現在の店舗へ建て替えるときは、「若い女性が一人でも入りやすい店」をコンセプトにしたと聞いています。外から店内の様子がなるべく見えるようにし、明るい雰囲気を意識しています。不動産会社は何をしているか分かりにくく、怖いと感じる方もいると思うので、その印象を少しでも減らしたいです。

「相談しやすさ」は、接客の言葉だけで決まるものではありません。駅からの距離、外から店内が見えること、初めてでも入りやすい明るさといった目に見える工夫も、相談の前に感じる緊張を和らげます。来店前に室内写真や物件情報を確認できることも、店や物件の様子を知ってから相談したい方にとって、一つの手がかりになります。

これから、相談の入口をどのように整えていきたいですか。

電話をかけること自体に抵抗がある若い世代もいると感じています。物件の問い合わせフォームはありますが、複雑な事情を文章だけで伝えるのが難しい方もいます。電話、メール、LINE、来店など、それぞれが使いやすい方法を選び、相談しやすくなる動線をこれからも考えていきたいです。

問い合わせ手段が複数あっても、相談内容によって向いている方法は異なります。まずは物件について短く確認したいのか、背景を含めて相談したいのか。自分が話しやすい入口を選べることは、不動産会社との最初の距離を縮める一歩になります。

受け継いだ「まごころ」を、今の相談方法へ

これからの会社について、どのようなことを考えていますか。

以前よりも、数年先の会社を考えるようになりました。「こうなっているといいな」という姿を置いて、そこへ進むために何が必要か、いま何が足りないかを考えています。私が方針を言うだけで会社が動くわけではないので、スタッフと相談し、周囲との折り合いをつけながら少しずつ進めていきたいです。

佐々木さんは、仙台には人と向き合うときの穏やかな空気があると話します。先代は定禅寺通が好きで、近くでコーヒーを買い、ベンチで過ごすこともあったそうです。急いで契約本数だけを追うのではなく、目の前の人の話を聞く。同社の接客と仙台で積み重ねてきた時間は、そうした小さな情景のなかでもつながっています。

予定していなかった事業承継から始まり、スタッフに教わりながら現場に立ってきた佐々木さん。いまは先代の方針をそのまま守るだけでなく、電話に抵抗がある世代や、事情を言葉にしにくい人も相談しやすい方法を考えています。「まごころのお部屋探し」を、その時代に合う入口へつなぎ直すこと。それが、ハートフルハウスの次の歩みになりそうです。

住まいの不安を、話せるところから

部屋を借りられるか分からない、何から相談すればよいか整理できていない。そんなときは、すぐに契約を決めるのではなく、まず状況を話し、確認するところから始められます。審査や物件条件はありますが、ハートフルハウスは事情だけで判断せず、できることを一緒に考える姿勢を大切にしています。

仙台での部屋探しや賃貸管理、不動産について相談したい方は、公式サイトで物件情報や問い合わせ方法を確認できます。

株式会社ハートフルハウスの基本情報

会社名株式会社ハートフルハウス
代表者佐々木 裕夏
所在地宮城県仙台市青葉区木町通2丁目2-1
主な事業賃貸仲介、賃貸管理など
アクセス仙台市地下鉄南北線「北四番丁駅」から徒歩2分
公式サイトhttps://www.heart-ful.com/

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